ヴィーガンのメリットとデメリット
ヴィーガンのメリット
肉や魚、卵、はちみつといったあらゆる動物性食品を避けたヴィーガンの食生活に切り替えることで得られるメリットには、以下のような点があります。
⚫︎ダイエット効果が期待できる
肉や乳製品といった高脂肪の食品を避けるヴィーガン食は、全体の摂取カロリーが低くなりやすいため、ダイエット効果が期待されます。また、消化に時間がかかる動物性たんぱく質を摂取しないことで、「カラダがすっきりする」「カラダが軽い」と感じる人が多いです。
さらに、植物性食品には食物繊維が豊富に含まれており、満腹感を得やすく、空腹感を感じにくいというメリットもあります。
⚫︎免疫力UPにつながる
ヴィーガンのデメリット
⚫︎栄養失調になるリスクがある
肉や魚、卵、乳製品といった動物性たんぱく質を摂取しないヴィーガン食の最大のデメリットは、たんぱく質やカルシウム不足を引き起こしやすい点です。健康を意識してヴィーガン食を始めたものの、栄養不足によって不健康になるのでは本末転倒です。
ヴィーガン食を実践する際は、大豆やヒヨコ豆などたんぱく質が豊富な食材や、アーモンドやホウレン草などカルシウムが豊富な食材を意識して取り入れることが重要です。栄養に関する知識をしっかりと身につけ、バランスの取れた食事を心がける必要があります。
⚫︎食費がかさみやすい
ヴィーガン食を実践する際に覚えておくべき点の一つが、意外と食費がかさみやすいということです。肉や魚を買わなくて済むことで食費が節約できると思うかもしれませんが、野菜や穀物だけで必要な栄養素を摂取しようとすると、意外と費用がかかることがあります。また、ソイミートやソイマーガリンなどの入手が難しい食材をお取り寄せしようとすると、高額になることも理由の一つです。
しかし、豆腐や穀類、季節の野菜などを上手に活用すれば、予算内で食事を整えることが可能です。工夫次第でエンゲル係数が大きく上がることはないので、賢く食材を選ぶことが重要です。
⚫︎外食に悩む&人付き合いが難しい
世界各国と比較して、ヴィーガン人口が少ない日本では、ヴィーガン食を提供するレストランが都心部で少しずつ増えてきているものの、まだ理解が進んでいるとは言えません。そのため、「外食に悩む」というヴィーガンの人は多く、外食の選択肢が限られているのが実情です。また、友人や仕事仲間との外食も、ヴィーガンの食事に対応できる場所を見つけるのが難しいため、大きな悩みの一つとなっています。
⚫︎カラダに合わないこともある
人によっては、ヴィーガン食が体に合わず、逆に体調を崩す原因となることもあります。栄養のバランスが取れていない場合や、特定の栄養素が不足することで体調不良を引き起こすことがあるため、個々の体質や健康状態に応じた適切な食事管理が必要です。