パーソナルカラー ブルべとイエベの診断
1. イエベ・ブルベとは
パーソナルカラーの基本的な分類について説明します。肌の色味が黄み寄りの場合は「イエローベース(イエベ)」、青み寄りの場合は「ブルーベース(ブルベ)」と呼ばれます。アジア系の肌が黄色人種と分類されることがあるため、多くの方が自分はイエベだと思いがちですが、プロのカラーアナリストがパーソナルカラードレープを使ってチェックすると、ブルベと診断されることもあります。したがって、先入観を持たずに実際の診断を受けることが大切です。
適切な色のドレープを使うと、肌がより美しく、表情が明るく見えますが、似合わない色を当てるとどうなるのでしょうか?一般的に、イエベの方がブルーのドレープを当てると、肌の血色が悪くなり、頬や唇が青っぽくくすんで見えることがあります。一方、ブルベの方がイエローのドレープを当てると、顔が赤らみ、ニキビやシミが目立ちやすくなることがあります。
2. イエベ・ブルべをセルフチェック!
自分がイエベなのかブルベなのかを確認してみましょう。
セルフチェックは、以下の項目で判断します。
・手のひらの色
・瞳の色
・髪の色
・肌の色
・日焼けした時
イエベ・ブルべ、どちらの特徴に多くあてはまるかで、パーソナルカラーを判断します。
ここからは、それぞれの特徴を解説していきます!
手のひらの色
「黄色味・オレンジ色味」が強い方はイエベ、「赤色味・ピンク色味」が強い方はブルべの特徴を持っています。
瞳の色
瞳の色を確認するには、明るい場所で鏡を使うのが最適です。瞳がライトブラウンやブラウンの方は、イエローベース(イエベ)であることが多いです。一方で、瞳がブラックやダークブラウンの方は、ブルーベース(ブルベ)の特徴を持っていることが一般的です。
髪の色
髪の色をチェックする際は、カラーリングなどをしていない自然な髪色と質感を確認することが重要です。ライトブラウン寄りの色合いでつややかな質感を持つ髪や、ほぼブラックに近いダークブラウンでマットな質感の髪の方は、一般的にイエローベース(イエベ)です。一方、ソフトブラックでマットな質感や、ブラックでつややかな質感の髪の方は、ブルーベース(ブルベ)の特徴を持っていることが多いです。
肌の色
肌の色を確認する際は、できるだけ明るい場所で行うのが理想です。特に、手首から肘までの内側の肌を見ると、より正確に肌色を判断できます。黄色味が強い肌色の方はイエローベース(イエベ)であることが多く、逆にピンク色味が強い肌色の方はブルーベース(ブルベ)の特徴を持っていることが一般的です。
日焼けした時
最後に、日焼けしたときの肌の反応を思い出してみましょう。もともと肌のトーンが明るめで日焼けすると赤くなる方や、肌のトーンが普通で小麦色に焼ける方は、イエローベース(イエベ)の特徴を持っています。一方で、肌のトーンが明るめで日焼け後に赤くなった後に黒くなる方や、肌のトーンが普通で赤くならずに直接黒褐色に焼ける方は、ブルーベース(ブルベ)の特徴があると言えるでしょう。
3. 「チェックしたけれど、どちらかよくわからない…」という方
肌の色をチェックするために、ゴールドとシルバーのアクセサリーを肌の上に置き、それぞれがどのように見えるかを確認する方法があります。ゴールドのアクセサリーが自然に馴染んで肌がつややかに見える方は、イエローベース(イエベ)の可能性が高いです。一方で、シルバーのアクセサリーが肌に調和し、肌の明るさや透明感が引き立つ場合は、ブルーベース(ブルベ)の特徴を持っていることが多いです。
4. さらにキレイ見えを叶えるパーソナルカラーとは|春夏秋冬4タイプ
パーソナルカラーは、肌や髪、瞳の色と質感をもとに、その人に最も似合う色を導き出すものです。さまざまな分類方法がありますが、「ファッションナビ プレミアム」では、季節に基づいて4つのタイプに分けるアプローチを採用しています。具体的には、イエローベース(イエベ)は【春】と【秋】、ブルーベース(ブルベ)は【夏】と【冬】の2タイプずつに分類されます。
このパーソナルカラーに合わせてコスメやファッションの色や質感を選ぶことで、より一層魅力的な印象を引き出すことができます。次に、各タイプの特徴と、それぞれに似合う色や質感をご紹介していきます。
【イエベ春】タイプは、ほんのり血色感があり、みずみずしさとツヤ感が特徴の肌に、明るいブラウン系の瞳とミディアムブラウンや明るめブラウンの髪が特徴です。このタイプは、フレッシュでキュートな雰囲気が魅力的です。
このタイプに似合うのは、軽く黄みを帯びた明るく鮮やかな色と、ツヤ感や輝きのある質感です。ベースメイクにはリキッドファンデーションやクッションファンデーションを薄く塗り、軽やかなツヤ感で肌の美しさを引き立てましょう。アイシャドウやチーク、リップには黄みを含んだ明るめのカラーを選び、ラメやパールの入ったアイテム、グロスなどで表情に光を加えると、若々しく華やかな雰囲気に仕上がります。
避けるべきなのは、ダークな色味やマットな質感、また「こってり」したメイクです。厚塗りや暗め・重めのメイクは、フレッシュさを損ない、老けて見える原因になります。
【イエベ秋】タイプは、しっかりとした黄みが感じられる陶器のようなしっとりとした肌に、ダークブラウンや黒の瞳、深みのあるブラウンや黒系の髪が特徴です。このタイプは、シックで大人っぽい雰囲気を持っています。
このタイプに似合うのは、黄みがしっかり感じられる深みのある色と、マットな質感です。ベースメイクにはパウダーファンデーションでややマットに仕上げるのが最適で、リキッドやクッションファンデーションを使用する場合は、フェイスパウダーでツヤ感を抑えた仕上げが、リッチでこなれた印象を作り出します。アイシャドウやチーク、リップには、深みと温かみのあるこっくりしたカラーを選ぶと良いでしょう。マットな質感が得意ですが、光沢感を加えたい場合は、きめ細かなパール入りのアイテムを使うことで、ゴージャスな印象に仕上げることができます。
避けたほうがいいのは、青みがかった色や明るめ・薄めの色、強いラメや輝きのある質感です。これらは肌色が沈んで見えたり、立体感が失われる原因となり、メイクが浮いた印象になりがちです。
7. 【ブルべ夏】タイプの特徴と、似合う色・質感
【ブルベ夏】タイプは、軽く赤みがかり、ふわりとした質感の肌が特徴で、瞳と髪はソフトブラックや紅茶のような明るいブラウンです。このタイプは、透明感があり、エレガントで女性らしい印象が魅力です。
このタイプに似合うのは、青みを少し含んだニュアンスカラーや、ソフトマットな質感、控えめな光沢感です。ベースメイクには、パウダーファンデーションやリキッドファンデーション、クッションファンデーションにフェイスパウダーを重ねて、ふわっとした質感に仕上げると肌のきめ細かさが引き立ちます。アイシャドウやチーク、リップには、ほんのり青みやくすみのあるやわらかな色調を軽やかに乗せるのがベストです。グラデーションメイクも美しく決まり、輝きを加えたい場合は、きめ細かなパールが入ったアイテムを使うことで、より上品な印象が強調されます。
避けたほうがいいのは、黄みが強い鮮やかな色味や強いツヤや光沢感です。“くっきり・はっきり”したメイクは肌色がくすんで見え、せっかくのアイテムも引き立たないことがあります。
【ブルべ冬】タイプは、透明感がありながらも血色感があまり感じられないツヤ肌に、はっきりとした黒の瞳とつややかな黒髪が特徴です。このタイプは、クールでスタイリッシュな雰囲気と、華やかな存在感を持っています。
このタイプに似合うのは、青みを強く含んだ濃く鮮やかなカラーと、強いツヤや輝きのある質感です。ベースメイクには、リキッドファンデーションやクッションファンデーションなど、ツヤ感を与えられるアイテムを薄く使い、シミなど気になる部分だけコンシーラーでカバーすることで、肌の透明感を引き立てましょう。アイシャドウやチーク、リップには、はっきりとした青みのある鮮やかなカラーを選ぶと良いです。ライン使いやポイント使いで肌とのコントラストを意識することで、より映えます。キラキラ感をプラスしたい場合は、大粒ラメなど華やかな輝きを持つアイテムを使うと、さらに引き立ちます。
避けるべきなのは、黄みの強いくすみ系のカラーや、マットな質感です。これらは、持ち味の透明感が失われ、メイクが過度に感じられる可能性があります。