秋の日焼け対策
実は、秋こそUVケアが特に重要な季節です。夏ほど強い日差しはないものの、紫外線は依然として降り注いでいます。
さらに、秋は行楽シーズンで長時間屋外にいることが多く、紫外線による肌へのダメージを受けやすくなります。
今回は、秋にしっかり紫外線対策を行うべき理由と、涼しくなった季節に気軽にできるUVケアの方法をご紹介します。
夏と秋の紫外線の違い
紫外線量
秋の紫外線量は、夏に比べて6~8割ほど減少します。特に、紫外線B波(UV-B)は冬までに5分の1に減りますが、紫外線A波(UV-A)は変動が少なく、年間を通じてのUVケアが欠かせません。
紫外線A波(UV-A)は、地表に届く紫外線の95%を占めており、赤みや炎症が起きにくいため気づきにくいですが、波長が長く、雲や窓ガラスを通過して肌の奥の真皮層まで届きます。これが老化を引き起こし、シミやシワ、たるみの原因になります。
一方、紫外線B波(UV-B)は地表に届く紫外線の5%を占め、エネルギーが強いため日焼けやそばかす、皮膚がんの原因となります。
このように、秋はUV-Bは減少するものの、UV-Aに対する対策を怠ると真皮まで届き、お肌の老化を促進する恐れがあります。
秋の紫外線はダイレクトに顔にあたる
秋の紫外線ダメージはお肌の敵
秋の肌状態は、夏の冷房や汗、紫外線によるダメージを引きずっています。紫外線量が減ると日焼けした肌は徐々に元に戻りますが、夏のダメージが回復しないうちに秋の紫外線を浴びると、さらにダメージが蓄積し、シミが濃くなってしまうこともあります。秋の紫外線対策は美白にもつながるため、油断せずにシミを定着させないように注意が必要です。
また、秋は湿度や気温が低下し、肌が乾燥しやすい季節でもあります。紫外線を浴びることで乾燥が悪化するため、紫外線対策とともに、しっかりと保湿を心掛けることが重要です。
秋のUVケア方法
日焼け止め
日焼け止めはUVケアに欠かせないアイテムですが、秋は乾燥が進むため、保湿効果のあるものや敏感肌用、子供向けのノンケミカルタイプの日焼け止めが特におすすめです。これにより肌への負担を軽減し、乾燥を防ぐことができます。また、夏に日焼けしてしまった方には美白効果のある日焼け止めも良い選択です。
紫外線対策の基本は、SPF値よりもむしろ小まめに塗り直すことと、適量をムラなく肌にのせることです。これを心掛けることで、効果的に紫外線から肌を守ることができます。
UVカットメガネ
目から入る紫外線はメラニン色素を生成し、肌にシミを引き起こす原因となります。また、紫外線は白内障のリスクを高めることも知られています。秋は日差しが斜めから差し込むため、特に目の紫外線対策を意識することが重要です。
UVカット効果のあるメガネを選ぶ際は、紫外線カット率の記載がある製品を確認しましょう。高いUVカット率を持つものを選ぶことで、目をしっかり守ることができます。
UVアイテム
秋の夕方は急に冷え込むことが多いので、UVカット効果のあるカーディガンやストールは紫外線対策に加え、寒さ対策にも役立ちます。これらのアイテムは自然にファッションに取り入れやすく、秋のUVケアに最適です。最近では、夏以外の季節にも手軽に購入できるため、より便利になっています。